活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
こうの史代『さんさん録』第2巻
こうの史代『さんさん録』第2巻、双葉社、2006、142ページ
本巻完結


交通事故で突然死んでしまった妻が残した「奥田家の記録」を
もとに、主夫として息子一家と同居を始めた参さん。
たしかに、みんな、少しずつ「家族」になっていってる。
ちょっとずつ、仙川さんとの話にスライドしてってるのも
また楽しい。人はやっぱり生きていかないとね。
淡々と続く日常とともに。
成長した乃菜は、やっぱりすごい美人だし(笑。
夢の中だけどね(笑。

お米のとぎ汁とベランダの鉢植えにあげるとか、
そういう細かいところの描写がとても好き。
この人の場合、日常の些細な出来事の詳細な描写が、
とても胸に痛く感じるときがある。
日常が、淡々と続いていくからこそ
『夕凪の街 桜の国』の非日常性が際立つというか、
その日常を破壊する、原爆というもののとんでもない
突然の暴力性みたいのが、突き刺さってくるように思う。

本人も書いてるけど、やっぱりこの作者にとって
『夕凪の街 桜の国』はエポックだったな。

★★★★
20060929購入。

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こうの史代『こっこさん』
こうの史代『こっこさん』宙出版、2005、140p、
本巻完結


★★★
20060815購入。
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