活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
氏家幹人『江戸の女の底力』
氏家幹人『江戸の女の底力 大奥随筆』
世界文化社、271p、1700-

お手本は奥女中
壁を越える女たち
男子禁制?
老女力
哀しい姫君
奥様は卒業生


「くせ者じゃ、出会えい!」という勇ましいかけ声の下、
長鉢巻きにたすきがけ、薙刀を抱えて廊下に走り出る奥女中、
という描かれ方の、時代劇でのかの女らだが、
実際どうだったのよ? というのを、史料を渉猟して具体像を
描いてみようという試み。
大奥という場所の特殊性からか、書き残されているものは
極端に少なく、場所と時代がひじょうに制限されてはいるが、
描き出されるその像は意外なもの。
全然外には開かれているし、けっこう人の出入りはあるし、
ちっこい子どもだったら男子でもお泊まりできたし、
奉公している人たちの状況はぴんきりみたいだったけど、
大奥での子育て風景はちょー恐怖。
あの夭折の多さはやっぱりちょっとおかしいんだー。ひー。

なかなかおもしろく読みました。

20080523借
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