活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
映画『七人の弔』
映画『七人の弔』
2005、日本、104min
主演:ダンカン、川原真琴、中村友也、渡辺いっけい 他
監督:ダンカン
http://www.office-kitano.co.jp/7tomurai/index2.html

夏休み。
単線のひなびた駅に降り立った7組の親子を待っていたのは、
無表情な迎えの男とマイクロバス。
バスは山間にわけいり、キャンプ場へ到着。
今日から、教育委員会の主催する1泊2日のサマーキャンプだ。
渓流で水遊びをし、はしゃぐ子どもたち。
しかし、どうもおかしいと、子どもたちは感じていた。
自分たちの親が。
何しろ親たちはいつも自分たちを邪険にあつかい、手をあげ、
児童相談所の職員が訪問してきたこともあるような生活だった。
でも今、親たちは、子どもたちがけがをしないよう、
細心の注意を払い、笑顔を向け、どこにいても目を離さない。
親だけを別室に集めた無表情な男は、こう話し出した。
児童虐待の件数は年々増加し、ついに子どもを殺してしまう親も
少なくない。
しかし子どもを虐待のあげく殺害し、自分の人生を棒に振るくらいなら…
「ここにいる方々は、子供達の臓器を提供して自分達の生活を
向上させようという、合理的な考えの持ち主でした」
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『バッド・エデュケーション』を見に行った劇場で、ポスターを見た記憶あり。
ようやく実際に見た。うん、シュールでよかった。
成長の途中、どこかの段階で1度はやんなきゃいけない親の否定、
ユング派的にいうと「象徴的親殺し」を、実際にやっちゃっただけのこと。
そうさせてしまった親たちのふがいなさでもある。
結末に至る流れよりも、子どもに作り笑いを見せる親たちの顔。
の、その醜悪さ。
『誰も知らない』を見たあとだったので、考えることは多いな。
ダンカン、悪くないじゃないか。
「子ども料金にしといてあげる」で不覚にも笑ってしまった。

アルモドバルといえば『ボルベール〈帰郷〉』も見に行けなかったな。。
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