活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』
よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』新書館
1巻:2004.5、174p、520-
2巻:2005.6初版、2007.7第8刷、174p、520-
3巻:2006.4、190p、530-
4巻:2007.6、207p、530-


白血病の治療のため、1年1か月遅れで高校に入学した
花園春太郎。
「隠しごととかキライだから」自分の状況をクラス全員に話す。
仲よくなった三国翔太には、放射線治療のため不妊になった
ことすら話してしまう。
思ったことは口に出す、その無神経ぶりと熱っぽさに、
クラスのみんなは驚きつつも、春太郎と仲よくなっていく。
三国のいる漫研への入部、学園祭、クリスマス会、
コミティアへの参加、マンガの持ち込み、と
青春ライフを満喫する春太郎(とその友人たち)。
しかし、その花のようなスクールライフの日々にも、
もちろんちゃんと隠されたことはあって。
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こ、これは…!
予想外のディープな話なのはよしながの常として(笑。
flower of life=人生の盛り/若い盛り、の意味が
こういうふうに語られるとは、の第4巻に度肝。
端的にいってしまえば、春太郎がおとなになるその1年間、
なわけだけど、かれが抱える世界は広く深く、重いな。
引きこもり(自称「妖精」)の姉・さくらもなーんか
奥が深そうだけど、あまり深入りはされないけど。

「大きくなったら何になりたいか」を子どもに聞くのは
日本の学校だけらしいけど、夢を見ること自体に
肉体的、時間的な制限をかけられてしまうと
青春時代はたいへんだな。
でも、春太郎のflower of lifeは、もはや語られない、
これから先にあるんだろうと思う。

2007.12から2008.1にかけて購入
★★★★
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