活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
木地雅映子『氷の海のガレオン/オルタ』
木地雅映子『氷の海のガレオン/オルタ』
ピュアフル文庫、ジャイブ出版、2006.11初版、
2007.10第2刷、217p、540-

氷の海のガレオン(1992)
オルタ(2005)
オルタ追補、あるいは長めのあとがき

解説:藤田香織


「自らを天才だと信じて疑わないひとりの娘がありました。
斉木杉子。十一歳。―わたしのことです。」(6.1-2)
何で生計を立てているかわからない父と、詩人の母。
高校を中退し、農業にいそしむ兄・周防と、
ひとつ下の弟・スズキの5人家族。
どうもみんな、それぞれの場所で浮いてしまう斉木家の子どもたち。
そんなとき杉子をなぐさめるのは、ハロウと名づけられた
庭のナツメの古木。
学校なんてなければいい、こんなに我々が浮くのは、
この両親に理由があるのではないか、と思い始めた初夏のころ。
昔から見る不思議な夢が、新たな展開をみせ始める。
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友人からの誕生日プレゼント。
1行目にノックダウンされる人は多いと思う(笑。
「楽土」とかのことばの使い方が少し梨木っぽい感じ。

初めて読んだときに、少し考えることがあったせいか、
いやあ、落ちた落ちた。
涕泣しながら読んでたもんなあ。
内容にあまりに直撃されてしまったので、
客観的な判断があまりできないけど、
小説としてはおもしろいのかな。どうだろう。

「オルタ」もなかなか衝撃でよい。
アスペルガーは、避けては通れない題材だなあ。

それにしても、このピュアフル文庫のラインナップが
すごい。学校生活に違和感を持ってて、大人になったら
少しは楽になった気がするけど、どうしたって
居心地が悪い気がする、って大人、特に30代女性を
ターゲットにしたと見た(笑。
でも松村栄子は読みたいな。『Takingアスカ』か。

20080110貰う。現在のところ評価不可。
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Comment








この人の作品を周りの人がみんな褒めるので、読んでみたい欲求が高まっています。この作品からいってみようかな…?
from. jazzie / 2008/02/21 6:02 PM
jazzieさま
『悦楽の園』も、とても読んでみたいと思っています。この作品を読んだ周囲の反応は、「ものすごく落ちた」派と、「すごく元気が出た」派に分かれるみたいです(笑。
from. coo / 2008/03/03 3:44 PM
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