活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
森博嗣『少し変わった子あります』
森博嗣『少し変わった子あります』文藝春秋、
2006、246p、1381-

少し変わった子あります
もう少し変わった子あります
ほんの少し変わった子あります
また少し変わった子あります
さらに少し変わった子あります
ただ少し変わった子あります
あと少し変わった子あります
少し変わった子終わりました


後輩の荒木に聞いたその店は、電話番号のみで営業している。
店の名前はない。誰かに紹介して貰うしかアクセス方法はない。
電話に出るのはいつも、店の女将だ。名前はない。
ひとりの客に一夜限りの店舗で料理を供するその店は、
一緒に食事をする女の子をオプションにすることができた。
ひとりの客に一夜限りひとりの女の子、かの女らに名前はない。
ただその食事を取る姿がたいへん美しく、
ほんの少しの会話がどことなく楽しく、おもしろい。
その不思議な時間を過ごしたくて、ときどき電話をかけてしまうのだ。
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英題:Eccentric persons are in stock

タイトルから想像してたのより全然おもしろかった!
人物描写がけっこう丹念で、個々のキャラがよく描かれてる印象。
一人称を生かした叙述トリックつき(笑。

★★★★
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