活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
よしもとばなな『なんくるない』
よしもとばなな『なんくるない』新潮社、2004、
236p、1300-


心のバランスを崩して某団体に走ってしまった母が
戻ってくるまで、那覇にいるおばのもとで
暮らすことになった私。おばと見つめる、
何か力強く、あたたかい力。「ちんぬくじゅうしい」
30代後半に出会った私と恋人が、沖縄で知りあった
ある夫婦。それぞれの時間を慈しみあいながら生きてきた
ふたりの雰囲気に、次第に自信が持ててくる。
一緒に食べたおいしい「足てびち」はでも、奥さんの最後の
足てびちになってしまった。その一期一会。
理解しあって離婚したはずなのに、体はどうしてもそれを
受け入れられないようだ。逃げるように、本能が求める
沖縄に旅立つ。「なんくるない」日々を取り戻すために。
休暇でその南の島の砂浜で寝ていた僕は、
やたら汚れて、でも目の鋭い少女と出会う。
大人の都合で、なんだか壊れた野生の人形みたいな
かの女と、一緒に寝そべって海を眺める。
明日の船で、僕たちは一緒に石垣島へ戻る。「リッスン」
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王国シリーズと根っこがとてもよく似ている。
この沖縄の書き方の、ある種のうさんくささは、
よしもと自身も自覚しているので言及はしないことにしよう。

文庫が出てたので買おうかどうしようかちょっと悩んでたが、
まあ買わなくてよかったかな。

★★★
20071027借
小説 作家 よしもとばなな / comments(0) / trackbacks(0)
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