活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
藤田和日郎『からくりサーカス』
藤田和日郎『からくりサーカス』42巻(講談社)
 あと1巻で終わりなんて!
 っていうか、終われるのか!?

 『うしおととら』の最終巻1冊前の盛り上がり方から見ると、
 どうも、ほんとに終わるのか、な感じが否めない。
 これって『からサー』の主人公が誰なのかが、
 どうにもあやふやだからなんじゃないか。
 『うしとら』も、完全にうしおをとらが食ってしまってたけど、
 幸いとらに爆裂な人気があったから、うしおのよさも次第に引き立っていく、と
 いうような感じがあったけど、
 主眼をマサルに置くべきかナルミに置くべきか、
 悩むうちにここまできてしまったような、どうにも不完全燃焼な印象。

 『からサー』で、いちばん自分が盛り上がったのは、
 人間フランシーヌ、アンジェリーナ、人形フランシーヌ、の一連の物語。
 かの女らの人生の濃さを見るに、フェイスレスの策略なんて、
 全然どうでもいい(笑。
 というか、かの女たちの物語が背後にあるからこそ、この『からサー』という
 お話が、形を成せているんじゃないのかな。
 物語中の過去の人物たちに比べると、物語中の現代を生きる人物たちに、
 あまり魅力を感じない。個々のエピソードは悪くないのに、どうも今ひとつ。

 でも話の構成も深さも、『うしとら』よりずっと深く、興味深いと思う。
 惜しむらくは、その深さをあまり生かし切れていないような印象が
 否めないこと。
 でも、最終巻を楽しみに待ちます♪

★★★
20050524購入。
コミック ハ行 / comments(2) / trackbacks(0)
Comment








こんぬずわ。

からくり〜は・・・・長い。
長すぎて、途中わけがわからなくなり、
何度もマン喫でリピートしました。
ひょっとしなくても買ったほうが安いのでは!?
と、何度も思いつつも通い詰めてしまったおもひでがあります。

(まぁ、そうはいってもマン喫代のほうが安かったとおもうんですけどね)

from. くぬぎ / 2006/09/05 4:16 PM
くぬぎさま
反応が遅くなってしまい、申し訳ありません。
からサー、漫画喫茶の方が高くつく、っていうの、
わかる気がします。
長ぇよ! と何度も思いましたが、大学生の頃から買ってるし、
中盤は殆ど意地で買い続けておりました。
ぶじ完結してよかったです(笑。
from. coo / 2006/10/06 6:09 PM
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