活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
瀬尾まいこ『図書館の神様』
瀬尾まいこ『図書館の神様』マガジンハウス、2003(2004第3版)、
165p、1200-


子どものころからバレーボール一筋だった主人公だが、
高校時代のふとした事件で、バレーはおろか、
友人とも、教師とも、親からすら離れて、田舎の大学に
進学することになる。
そのままそこで、高校の国語講師として働き始めるが、
自分の希望とは裏腹に、配属された部活は文芸部だった。。

部員1名。
へんに筋肉が美しいその生徒は、中学時代にサッカー部の
主将をしており、その際に部員を怪我させたことを機に、
サッカーから手を引いた少年だった。
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タイトル借り(笑。すばらしいタイトルだ!(笑
読み始めたときは、こんな教師どうしよう、と思っていたけど、
中盤ぐんぐん追い上げてきて、たいへんよかった。
バレーを人生から失った、そのことに固執して、何もかも
どうでもよくなっていた主人公が、みずからの意志で
さまざまに動いていくようになる、その過程にまず拍手。

教員採用試験の描写で、この人絶対経験者だ、と思ったが、
現役の中学教師らしい。なるほど(笑。
この主人公、こういう生き方をすることになってよかったね、
と思う。
淡々とした筆致も、そんなに独創性ないけどなかなかに
味がある感じで。この恋人はどう考えてもいまいちだけど、、

つうか、ここの高校、司書教諭いないの?
学校図書館の本の配列が、OPACに準じていなければならない、
という決まりはきっとないと思うけど、
配置換えを文芸部が独断で決めて、実行していいなんて(笑。

★★★
20070117借
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