活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
栗田有起『オテルモル』
栗田有起『オテルモル』集英社、2005.3、180p、1500-


同居している姪が小学校に上がったのをきっかけに就職した。就職先は「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」。地上0階、地下13階。営業時間は日没から翌朝の日の出までの、会員制契約型宿泊施設。客室数は99室。ほぼ連日満室を記録する。ここは、眠るために客が訪れるオテルなのだ。
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ちょっと長編な栗田有起。
これが作品の中のオテルなのかと思わせる、魅力的なカバー絵(それは誤解なんだけど)に、群青の見返し。読みたいわくわく感が高まる装丁。実はそんなに心おどる装丁って多くない気がするんだけど、たぶん100%好みの問題。

ホテルのあり方も奇妙さも、淡々とおかしい登場人物たちも、好感を持ちつつ読み進められるけど、これ、なんとなく前向きで明るい小川洋子みたいな気がしないでもない。すみません、暴言かも。楽しんで読みました。みんな元気で生きていけるといいな。ときどきドルモン・ビアンで眠りながら。

★★★★
20101016借
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