活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
塩野七生『絵で見る十字軍物語』
塩野七生『絵で見る十字軍物語』新潮社、2010.7、205p、2200-

フランソワ・ミショー『十字軍の歴史』。に、ギュスターヴ・ドレが描いた挿し絵。に、著者が注釈を入れて再構成。木口木版の精緻な絵でたどる、十字軍の通史。第一次十字軍が起つ以前からの、イスラムとキリスト教徒との交流から絵は始まり、1571年レパントの海戦で幕を閉じる。その間、約500年。
絵で示された場所を地図に投影したのが大成功。地理なきところで歴史は動かない、それは間違いない。
簡潔で的確な文章、ぱっと見てもしみじみ見つめても飽きない絵、堪能。

ところでこれは、刊行が始まった「十字軍物語」シリーズの序章らしい。どうしようかな、買うべきかなあ。「ローマ人の物語」の刊行開始は中学生の頃で、あの当時、2500円という金額がえらく高く感じられて手を出せなかったことを、大学に入ってから後悔した。年に1冊だったんだから買えたと思うんだよね、今では。文庫になってから手を出したけど、この文庫、えらいこと読みにくい。分冊しすぎ。ついでにいうと、途中で飽きた。
というごくごく個人的な顛末があるので、今回のシリーズにもちょっと悩んじゃう。けど、全4冊だしもうおとなだし、買うか! とりあえず1巻買ってこよう。

カテゴライズに悩んだけど、「ローマ人の物語」も分類的には小説だし、ということで、学術書ではなく小説に分類。


2010.8購入
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