活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
長野まゆみ『白いひつじ』
長野まゆみ『白いひつじ』筑摩書房、2009、
218p、1400-


念願かなって第1志望の大学に合格し、
住まいを探すべく上京した鳥貝。
条件が折りあわず困憊していたところに紹介された、
TK大の学生のみの、個人経営の学生寮。
難読名字の、一癖も二癖もある先輩たちの間で、
田舎育ち、ひとりっ子の鳥貝は、はたしてやっていけるのか?
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はいっ、実は自分が台風の目タイプの主人公が
はっちゃけた周辺の人物に翻弄されまくるよーw

ここでキーになってくるのは、実は鳥貝が養子であること、
実の父母、そして亡き兄の存在、幼い日の記憶と、
そこに絡む「白いひつじ」だ。

年少である主人公が、周囲の年長者にいろいろいじられる
パタンは、長野作品的には特にめずらしくないのだが、
一定年齢以上の女性の多くが、
とても魅力的に描かれ始めていると思う。
血の通った魅力というか、修飾に厚みがあるというか。
それはとても心地いいものだ。
グラタン皿を使うオムレツは、それはグラタンなんじゃないか、
というつっこみもあるけれどw スフレオムレツというべきか?w

★★★
20100610借
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