活字中毒者の乱読日記 印象批判100%
よしながふみ『きのう何食べた?』第4巻
よしながふみ『きのう何食べた?』第4巻、講談社、2010.10、p.152、562-

#25 煮込みハンバーグ、小松菜ともやし炒め、大根ときゅうりとにんじんの浅漬け風、なすとあぶらげとみょうがのみそ汁
#26 鮭と卵ときゅうりのおすし、筑前煮、なすとパプリカのいため煮、ブロッコリーの梅わさマヨネーズ、かぶの海老しいたけあんかけ
#27 鶏肉と卵と三ツ葉の雑炊、卵焼き(ガッテン版)、ほうれん草の白和え
#28 えびと三ツ葉とたまねぎのかきあげそば、と野菜の天ぷら
#29 手羽先と大根の煮込み、長ネギのコンソメ煮、にら納豆、さつまいもと油あげのみそ汁
#30 キャラメルりんごのトースト、カフェオレ
#31 玉ねぎたっぷり豚のしょうが焼き、にんじんのナムル、長ネギとザーサイのせ冷やっこ、竹の子とわかめのみそ汁
#32 ナポリタン、と残り物の切干大根の煮付け、梅茶漬け、と切干大根の煮付け

劇的な何かがあったわけではなく、筧家で何か進展があったわけではないが、それぞれの、親と子のつきあい方が、さまざまにクローズアップ。事務所の大先生の若い頃がちょびっとでたのがうれしい。美人だー!w
よしながふみの大テーマのひとつは、間違いなく親と子の関係にあると勝手に思ってるけど、それを真正面からではなく、しかしこうやって読ませる/考えさせる方法があるのだなあと思う。
それから、筧たちゲイの、老い支度というか、次第に年を取っていくこと、そろそろ遺産とかのことも考えなくてはいけない年齢にさしかかっていること、が描写されるのはとてもいいことだと思う。誰だって、花咲ける青少年のままではいられないわけで。青少年じゃなくなってからのほうが、人生全然長いわけで。そこは、羅川真里茂の傑作『ニューヨーク・ニューヨーク』の、賛否両論のラストシーンにもいえるところだと思う。わたしは、あのラストがあるから、この作品は名作なんだと思っているけれど。
料理的には長ネギのコンソメ煮に興味しんしん。ねぎ安くなったら作ろう。りんごは、個人的にはキャラメルにしないほうがすきだ。
★★★
2010.10.23購入


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よしながふみ『ソルフェージュ』
よしながふみ『ソルフェージュ』白泉社文庫、
初版2004.11、第2刷2004.12、332p、619-
解説:ヤマダトモコ

本当に、やさしい
パンドラ
昨日よりいつも違う日
少しだけ意地悪な告白

ソルフェージュ
 ソルフェージュ
 夜の女王のアリア・前編
 夜の女王のアリア・後編
 もう飛ぶまいぞこの蝶々
 カーテンコール

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よしながふみ全巻制覇キャンペーン続行中。
短編4つと連作。
短編では、よしながは驚くほど救いのない終わり方を用意する
ことが少なくないのだな。
その中でも「パンドラ」は佳作かと。
「ソルフェージュ」は、こんな合唱コンクールあるかよ、と
思いつつも、それでもこうなってよかった、と
ちょっと涙腺が緩む感じだった。
詳細は、もう少し経ってからまた。

★★★
200907購入
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よしながふみ『きのう何食べた?』第2巻
よしながふみ『きのう何食べた?』第2巻、
講談社、20081121、152p、562-



着々と日々ごはん。
筧と賢二が同居するまでのいきさつなんか。
「いろいろあって/四十になる頃/こいつに会ったのが/
 よかったんだ/ろうな」(113)
あと、筧の前カレとか依頼人とか賢二の友人とか、
むかつく人物が多かった気がする(笑。
筧は佳代子さんと友人になっててよかったね。
ひとりっこだし、母親はあんな感じだし、
相談相手になってくれる年上の女性って、佳代子さんしかいないもん。

でもこれ、もうしばらくすると、意外と大きな事件というか、
主人公を中心とする登場人物たちに大きな動揺を強いるできごとが
準備されてそう(笑。よしながパタンとして(笑。

日常が反転するような、
反転すると見せかけて実は普通に続いていくような、
そんな瞬間に悟る、この日々は以下に危うい橋であるかを、
ふとした亀裂に垣間見る非日常が、実は思いがけず近しいものだと、
気づきつつ、見ないふりをしつつ、じっと感じつつ、
今日のごはん。

★★★
20081125購入
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よしながふみ『それを言ったらおしまいよ』
よしながふみ『それを言ったらおしまいよ Don't Say Any More Darling』
太田出版、2004.2初版、2008.6第16刷、188p、650-


それを言ったらおしまいよ
私の永遠の恋人
おとぎの国
ある五月
ピアニスト

キャンペーン実施中。
ちょっと怖めの短編集。
「おとぎの国」は…ちょっと…

★★★
2008.8購入
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よしながふみ『執事の分際』
よしながふみ『執事の分際』白泉社文庫、2005.11初版、
2008.3第12刷、316p、590−


シノワズリ
ある貴族たちの一日
小姓の分際
愛とは夜に気付くもの
執事の分際
「執事の分際」のすぐ後
主人の分際
主人と貴婦人
雪の降る夜
ああ主よ、このよろこびを
永遠に

キャンペーン実施中。

★★★
2008.6購入
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よしながふみ『こどもの体温』
よしながふみ『こどもの体温』新書館、
1998.8初版−2007.2第11刷、190p、505−

こどもの体温
ホームパーティ
僕の見た風景
踊る王子様
よくある一日
たまにあった一日


キャンペーン実施中。
第2話が特に好き。

★★★★
2008.7購入
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よしながふみ『愛すべき娘たち』
よしながふみ『愛すべき娘たち All My Darling Daughters』
白泉社、204p、552− 2003.12初版、2008.5第15刷


よしながふみ全巻制覇キャンペーン。
ずっと手に入らなかったけど、増刷かかって、ようやく入手。

★★★★
2008.5購入
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吉田秋生『真昼の月 海街diary2』
吉田秋生『真昼の月 海街diary2』小学館、2008.10
190p、505-

★★★

2008.10購入

読んだけど、感想を書く余裕がなくて積み上がってる本が、
あまりに増えてきたので、とりあえずあきらめて、情報だけ書いておこう。。

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山岸凉子『舞姫』第2部第1巻
山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』第2部第1巻、
メディアファクトリー、2008.7.26、590-(ノンブル見あたらないので省略)


16歳、高校1年生になった六花が、ローザンヌに出発するところから
第2部開始。
国内のコンクールではバレコン6位が最高位の六花だが、ユースアメリカGPで
スカラシップを取り、さらにローザンヌの1次審査に通るという快挙続き。
姉・千花の思いを抱いて、ユースのスカラシップを蹴ってローザンヌを選ぶ六花。
気づけばいつも、心の中で千花に話しかけている。
トラブル続きでようやくたどり着いたローザンヌで、千花の分も!と意気込む六花だが。
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よかった、第2部ちゃんと始まって(笑。
ローザンヌで予選が始まったところで1巻終了。
あいかわらず甘ちゃんぷりを発揮する六花だけど、
連載をのぞき見たら頑張っているみたいだったし(笑、続きに期待して待ちましょう。
…空美ちゃんは、絶対どっかでからんでくる!(笑

★★★
2008.7購入
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よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』
よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』新書館
1巻:2004.5、174p、520-
2巻:2005.6初版、2007.7第8刷、174p、520-
3巻:2006.4、190p、530-
4巻:2007.6、207p、530-


白血病の治療のため、1年1か月遅れで高校に入学した
花園春太郎。
「隠しごととかキライだから」自分の状況をクラス全員に話す。
仲よくなった三国翔太には、放射線治療のため不妊になった
ことすら話してしまう。
思ったことは口に出す、その無神経ぶりと熱っぽさに、
クラスのみんなは驚きつつも、春太郎と仲よくなっていく。
三国のいる漫研への入部、学園祭、クリスマス会、
コミティアへの参加、マンガの持ち込み、と
青春ライフを満喫する春太郎(とその友人たち)。
しかし、その花のようなスクールライフの日々にも、
もちろんちゃんと隠されたことはあって。
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こ、これは…!
予想外のディープな話なのはよしながの常として(笑。
flower of life=人生の盛り/若い盛り、の意味が
こういうふうに語られるとは、の第4巻に度肝。
端的にいってしまえば、春太郎がおとなになるその1年間、
なわけだけど、かれが抱える世界は広く深く、重いな。
引きこもり(自称「妖精」)の姉・さくらもなーんか
奥が深そうだけど、あまり深入りはされないけど。

「大きくなったら何になりたいか」を子どもに聞くのは
日本の学校だけらしいけど、夢を見ること自体に
肉体的、時間的な制限をかけられてしまうと
青春時代はたいへんだな。
でも、春太郎のflower of lifeは、もはや語られない、
これから先にあるんだろうと思う。

2007.12から2008.1にかけて購入
★★★★
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